紀元前10世紀、今から約3000年前に実際に存在したイスラエル王国の3代目国王「ソロモン王」について、興味深いお話を紹介したいと思います。
日本では漫画やゲーム、神話関係の小説などで登場する事が多く、名前だけは知っている方や、「知恵の王様」と言うふんわりしたイメージを持っている方も多いと思います。(私もそうでした…)
ソロモン王は実在した人物であり、イスラエル王国を統治していました。
日本人の持っているイメージ通り、知恵と公正さでイスラエル王国を繁栄させたそうです。(晩年に関しては諸説あるそうです。)
「3000年前」に実際にあったイスラエル王国の地図
※wikiより画像引用
なぜソロモン王が知恵の王と呼ばれたのか、この様なエピソードがあります。
真の母親は、子供を傷つけたくないと思い、赤ん坊を譲ることを申し出たため、ソロモンはその女性が本当の母親であると見抜いた。
この話どこかで聞いたことありませんか?
これは江戸時代の名奉行と名高い大岡越前(延宝5-宝暦元 1677-1752)の名裁きとして有名なこども裁判に似ています。
二人の女性が一人の子供を自分の子供だと主張し、どちらが本当の母親かを決めるために大岡越前による裁判が行われました。大岡忠相は、子供を真ん中に置き、二人の女性にそれぞれ子供の腕を引っ張らせ、引っ張り合って勝った方を本当の母親と認める」と告げました。
この言葉を聞いた一人の女性は、子供が傷つくことを恐れ、引っ張ることをやめてしまいました。もう一人の女性はそのまま引っ張り続けました。
大岡忠相は引っ張るのをやめた女性こそが真の母親であると判断し、子供をその女性に託しました。
どちらの判断も母親とは、子供を守る事を優先するという心理を見抜いています。古代イスラエルと日本の知恵と公正さを表すエピソードだと思います。
イスラエルは今や第二のシリコンバレーと名高く、ハイテク国家として広く知られていますが、その歴史は日本と同じく古代から続いております。もしお時間があれば、歴史や偉人について触れてみてください!